どの営業マンを選ぶ【4】

さて、私がもし決めるとすれば、Aの営業マンです。

まずこの人はある程度の値引き幅を持たされて、決済権も持っている人でしょう。

またそれだけ成績も上げている人だと思われます。

基本的になんでもですが「忙しい人から買え」なのです。

暇な営業マンは、能力的にも低い営業マン。

またこの人が「今日決めてくれたのならば」というかなり条件が良い提案を手土産に持ってきたということは、この人の成績の為ではありません。

1回の試乗しかしていない潜在的ユーザーのところにいきなり家庭訪問をして、それだけのことをしているということは、会社の成績が足りていないか何かです。

自分の成績のためであれば、自分の持ち駒のユーザーのところに行きます。

また大きな値引きと下取り価格をおみやげにしているところを見ると、「この人は値段で転ぶ」と踏んでいます。

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私はAを選ぶ

このような一見さんに毛がはえたようなお客さん回りを、この日は行ったのではないでしょうか。

話をスリムにして数を当たるつもりなので、交渉なしの条件だけの定時をしたと思われます。

自分の顧客のところにいかないのは、自分のお客さんのことは守らなければならないので、余裕がある営業態度しか見せません。

営業マン、特に車のような高額商品の営業マンは、見栄が大事です。

貧乏そうな顔をして、必死な態度でやってくる営業マンから、一体誰が買いますか。

自分の顧客からの印象は汚したくないので、こういう時には刈り取りにはいきません。

自分の立てた計画通りに、ちゃんとちゃんと刈り取っていくものです。

またこの営業マンから買うと長いお付き合いができます。

この営業マンは、かなりやり手でしょう。

やり手は会社でも発言権がありますから、少々の無理は後々聞いてくれることになります。

「この人の客になっておこう」というのが、私の考えです。

この営業マンに対する評価としては、

自宅訪問は嫌いだが、Aは短期決戦を迫っている。

決断する価値のある提案を持ってきていれば、受け入れる可能性が大。

1回試乗しただけだとしても、充分「ホット」と判断する営業マンは普通。

しかし「今日中に決めたら下取り三倍」というところに対して、「最初から3倍で提示するはず」ということで信用できない人だ。

と、このような感じで分かれてます。

こういうことを言われるの承知で来ているところが、この営業マンはやり手です。

多分自分の成績よりも優先すべき事柄があって、自分の顧客のところにはいかないと決めた日。

だと思いますよ。